よく少量の飲酒は健康によいという理由の1つにJカーブ効果があげられています。
これは総死亡、虚血性心疾患、脳梗塞、2型糖尿病において非飲酒者より少量飲酒者の方がリスクが低くなるというものです。
これは飲酒の利点でしょうが、注意が必要。
まず、リスクが低いのは、あくまでも少量飲酒の場合です。純アルコール量20g位まで。ビール中ビン1本、日本酒1合です。
それを過ぎるとリスクが段々と高くなってきます。中ビン2本飲んだらもうダメです。
そして、これはあくまでも男性の場合で、女性はより少ない量になります。半分位でしょうか。
また、Jカーブは総死亡と幾つかの疾患に限られるということ。
高血圧、高脂血症、脳出血、乳がんや肝硬変などには当てはまらないのです。これらは非飲酒者のリスクの方が低いのです。
もっと詳しく知りたい方は厚生労働省のHPを参考にして下さい。
厚生労働省「飲酒とJカーブ」
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-001.htmlさて、いつも言いますが、ビール中ビン1本、日本酒1合、アル中の僕からしたら悲しくなる量です。
昔ならビール中ビン1本なら最初からジュースでいいんじゃねと言うでしょうが、その通りと思います。
少量飲酒で抑えられるなら、アル中がとやかく言うことではないですが、アルコール依存性になる可能性なども考えると、総死亡が低くてもJカーブ効果を飲む理由にしない方がいいと思います。
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1. 無題
読み込み中・・・
納得できますが、何か嫌な説ですね(笑)