中学になってから、やりたい部活がなかった私は合気道の道場に通った。
中学2年であった。
しばらくは何もなかったが、1年くらい経った時に、そこの道場の会員さんに飲みにつれて行って頂いた。
身体が大きく、ませ顔であったので、まさか私が中学生に思わなかったのであろう。
その時に行ったおでん屋で初めて生ビールを飲んだ。
運動で汗をかいた後、ビールの苦みもあまり感じず、初めてビールをうまいと思った。
当時はいまみたいに店での飲酒もうるさくはなく、特に個人店などはノーチェックであった。大らかな時代であったと思う。
人と話すのが苦手だった私は、酒の力を借りて楽しいひと時を過ごした。
しかも、おごりのタダ酒。
しかし、家に帰りベッドに横になると天井がグルグルと回っていた。
そして、吐いた。
ジョッキは7杯が限界だなと考えた。
でも、ジョッキ7杯で気持ち悪くなり、吐くことができたのは、健康だったのだなとつくづく思う。
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